日経平均株価は年末に4万円回復?「掉尾の一振」はなぜ起きるのか?
過去30年間の日経平均月別平均騰落率を見ると、確かに11月は+1.7%で2位、12月が+1.5%で3位で、年末の上昇率は高い。また、最近10年間で年間高値をつけた日にちを調べてみると、4回が12月だった。20年のように12月の最終週に高値をつけたこともある。
11月末の日経平均は、日銀の利上げ観測やトランプ次期大統領の関税引き上げによる日本企業の業績鈍化懸念などがあり、10月末比で2.2%の下落だった。しかし、その重荷を織り込みながら、下値が底堅くなっているのも事実。
ここに「掉尾の一振」のファクターが加われば年末に向けて4万円回復も十分あるとみているが、さて今年、経験則はどうなるだろう。 (丸)