自民党の信頼は地に落ちたまま…石破茂「ルール守る」に《そこから?》と総ツッコミの当然
《不良ばかりの学校の立て直しに来た新校長のようだな。校則、風紀を守る学校にしますって。そこからですか?》
■過去の総裁選で繰り返されてきた「信頼回復」の言葉
「信頼回復」という言葉に反応を示す声もある。過去の総裁選でも繰り返されてきたからだ。
例えば、2021年9月に行われた総裁選の共同会見でも、岸田文雄首相(67)はこう言っていた。
「党の信頼回復、党改革だ。(党役員に)中堅・若手を登用し、権力の集中、惰性を防ぐ。新たな組織を設立し、外部の目も入れながら近代的な政党に変えていく」
2020年9月の総裁選でも、日本記者クラブ主催の公開討論会で菅義偉元首相(75)は「縦割り行政や前例主義、既得権益を打破し、規制改革を進め、国民の皆さんに信頼される社会をつくる」と声を張り上げていた。
そして今回の総裁選でも「信頼回復」が最重要視されているのだから、裏を返せば自民党は少なくとも菅元首相が総裁に就く以前から、ずっと「信頼は地に落ちていた」ということだ。