日本代表の“苦手”がギッシリ…W杯「C組のライバル」を徹底分析
コートジボワールは06年ドイツ大会、10年南ア大会でグループリーグ敗退。エースFWドログバ(現ガラタサライ)が来年3月に36歳を迎えることもあって、「日本の敵ではない」ような言われ方をしている。だが、欧州サッカーをつぶさにチェックしているサッカー専門誌の編集者は、油断はできないと釘を刺す。
「ドログバはスタミナに陰りが見えるが、一瞬のスピード、シュートの威力、フィジカルコンタクトの強さなどチェルシー時代に2度、得点王を獲得した頃と同レベルのパフォーマンスを維持している。ドログバとマッチアップする日本代表CBの吉田はスピードに難がある。身長178センチの今野は1対1のマーク能力は高いが、サイズの面で身長189センチ・体重89キロのドログバとヘディング勝負になれば確実に競り負ける。コートジボワールから勝ち点1をゲットできれば、御の字なのです」
ザッケローニ監督の采配も心配だ。「まずスタートダッシュ」と、初戦のコートジボワール戦を重視する考え。ドログバやトゥーレ兄弟ら世界トップクラスの選手を擁する相手を警戒しながらも、「(ドログバやトゥーレ兄弟ら)名前に圧倒されず、引いて守るだけでなく仕掛ける、攻撃するチームに仕上げたい」と抱負を語っていたが、本気で攻めるなら、ボロ負けもある。