父・貢氏の入院で加速しそうな巨人・原監督の“非情采配”
■阿部、ロペスに続いて…
5番の村田などは、いよいよ安閑としていられなくなる。原監督はちょうど1週間前の4月29日のヤクルト戦後、「もう少し、得点圏、得点圏打率というのをね。それが課題」と話していた。その後の試合で3勝3敗。「課題」は改善されていない。レギュラーで得点圏打率が3割を切っているのは村田、ロペス、阿部。要はこの3人の“勝負弱さ”が不満なのだ。
そのうちのひとり、得点圏打率.172のロペスがこの日、チーム2位の21打点を記録していながら、スタメンを外された。川相ヘッドコーチは「(DeNA先発の)久保に対して6の0。相性、内容を含めて(高橋)由伸を使った」と理由を明かし、故障などの体調面ではないとした。同じく得点圏.105の阿部は満身創痍(そうい)なこともあり、すでにちょくちょく先発落ちしている。
そして、得点圏.256の村田はこの日、1点を追う六回2死一、二塁であえなく凡退。八回も併殺に倒れるなど精彩を欠いた。村田は併殺も8でリーグワースト。前出の関係者は「今年は内野のサブに井端が入って、すでに三塁も守っている。村田は守備が安定しているのも持ち味だけど、守備だけなら井端でもいいわけですから」と言う。
原監督の采配、用兵に注目だ。