黒星先行も織り込み済み ヤ軍黒田が漂わすベテランの余裕
メジャーではシーズンの序盤よりも地区優勝、プレーオフ進出争いが熾烈(しれつ)になる夏場以降に活躍した方が評価される傾向にある。選手の働きがチームの勝利に直結するケースが多く、各球団のGMやファンの印象にも残るからだ。
これまで何度もシーズン途中の失速を繰り返してきたからだろう。今季の黒田は、勝負は夏場以降と捉えている。ここまでの6試合は余力を残して降板しており、球数は4月18日レイズ戦での99球が最多だ。首脳陣の方針もあり、あえてスロースタートでシーズンに臨んだのだ。