メッツ松坂 打球直撃でうずくまるも3勝目で復調アピール
メッツ・松坂大輔(33)が力感を取り戻した。
10日(日本時間11日)のブルワーズ戦に今季3度目の先発。6回を3安打1失点、5三振、4四死球で今季3勝目(0敗)。先発としては2つ目の白星を手にした。
もっかナ・リーグ中地区首位をひた走る好調なブルワーズ打線を相手に真っ向勝負を挑んだ。立ち上がりから直球主体の組み立てで、毎回のように走者を出しながらも踏みとどまった。一回、2四球で2死一、二塁とされながらも5番A・ラミレスを150キロ近い直球で詰まらせて左飛。五回は先頭打者を四球で歩かせながら、続くブラウンを148キロの速球で一ゴロ併殺。リーグMVP(11年)に選ばれるなど、今やメジャーを代表する強打者に仕事をさせず、グラブを叩いて喜びを爆発させた。
六回にはアクシデントに見舞われる。先頭ゴメスの打球が右臀部(でんぶ)を直撃し、マウンド上でしばらくうずくまった。しかし、マウンドに駆けつけたコリンズ監督の心配をよそに笑顔で続投を志願。この回は結局、3者凡退で切り抜けて不安を感じさせなかった。