中日・吉見の執刀医に聞いた 「田中はリハビリで治るのか」
米スポーツ専門局「ESPN」(電子版)は今回、ヤンキースが手術に踏み切らないことを「賭け」と報じた。いま手術を受ければ来年の球宴期間に復帰できるが、6週間のリハビリ後に手術を受けた場合は来季を全休しなければならない。復帰がさらに遅れる可能性もあるというのだ。
「田中のようにしばらく様子を見た後、結局、手術に踏み切るケースは少なくありません。最近ではフェリーズ(レンジャーズ)やハービー(メッツ)がそうです。米国のトミー・ジョン手術の成功率は年々高くなっているとはいえ、2~3割の投手は故障前のパフォーマンスを発揮するまで回復していないのが現状です。メスを入れることを極力、避けるチームも中にはあります」とはスポーツライターの友成那智氏。
手術を決断する方がよっぽど危険な「賭け」でも、リハビリの結果次第で田中は残りの「7~8割」に賭けなければならない。