東邦・森田監督が語る「選手争奪戦」「強豪校監督逮捕」
――愛知では豊田大谷高校の監督が部員へ暴力を振るったとして、傷害の疑いで逮捕されました。
「僕は彼とは付き合いがないんでね。事情はよくわからないんだけれども、親が訴えを起こすくらいだから、ひどいことをしたのかな……。逮捕なんてよほどのことですよ。もうちょっとやり方があったんじゃないかとは思いますね」
――監督は時には手を上げたりすることはあるんですか?
「(きっぱりと)いやいやいや。手を上げる事柄がありませんから」
――それでも高校野球界では監督の行き過ぎた指導で謹慎や不祥事が後を絶ちません。どこまでなら指導として許容されるのかという「線引き」はどうやっているんですか?
「ウーン…。やっぱり経験ですよね。鍛錬と休息、息抜きをミックスさせないと、彼らは成長しない。こちらがやりたいことをただ押し付けて、『やりっ放し』にするのはよくないですよ。僕はそう思いますね」