セドン攻略法を“耳打ち” セ・リーグに広がる「巨人包囲網」

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「セドンは大型左腕で球持ちがいいので、初めてだとタイミングが取りにくい。いいチェンジアップもある。ただ、セットポジション、クイックモーション、牽制、バント守備など、投げる以外のことが苦手。それが投球に影響するタイプだから、走者を出してからかき回して崩す。さすがに細かいクセまでは教えないけど、これまで対戦した3球団の中に、まだ対戦していない中日阪神には基本的な攻略法を耳打ちしようという空気があったのです」

 中日は結果としてセドンを攻略できず、3-6と完敗したものの、「巨人包囲網」らしきムードが流れたのはこれまでになかったこと。それもこれも、いまの巨人なら他の5球団が束になれば十分、引きずり降ろせるという計算が働いたからではないか。

 実際、巨人の後半戦の成績は5勝9敗1分けでセ・リーグのどん尻。巨人との対戦成績も、阪神は9勝6敗、広島は7勝6敗、DeNAは7勝6敗、ヤクルトは6勝7敗と、5勝11敗の中日を除いた4球団は勝ち越し、もしくは五分に近い戦いをしているのだ。

■5日で4人離脱

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