オールジャパンHCが語る「15年ラグビーW杯8強プラン」
ラグビーの日本代表が飛躍的な進歩を遂げている。昨年6月のテストマッチでウェールズ相手に史上初の勝利を挙げると、今年はサモア、カナダ、アメリカと相次いで撃破。6月21日にはイタリアを破り、現在はテストマッチ10連勝中である。国際ラグビー評議会(IRB)が6月23日に発表した世界ランキングでは史上最高位の10位に入った。そのオールジャパンを率いるのがヘッドコーチ(HC)のエディー・ジョーンズ氏(54)だ。
これまで母国豪州代表HC、南アフリカ代表アドバイザーなど強豪国の指導者を歴任したジョーンズHCに、15年W杯、さらには日本で開催される19年W杯へ向けてのオールジャパン強化策を聞いた。
――初めて日本のラグビーを見た際の印象はいかがでしたか?
「日本で最初に指導したのは96年のことでした。東海大学で1年間、コーチを務めましたが、日本人選手はポテンシャルは高かったが、それがうまく引き出されていなかった。母国の豪州代表HC、南アフリカ代表テクニカルアドバイザーを務めましたが、もう一度、日本で指導したいと思っていました」