オールジャパンHCが語る「15年ラグビーW杯8強プラン」
――日本人選手のポテンシャルとは具体的にどんなものですか?
「まずはフィジカル・ポテンシャルです。密集でもスペースを見つけ、狭い所でも速い動きができることです。スキルの高さも感じました。頭を使うことにも優れており、オーガナイズ、組織だったプレーも得意としている。ラグビーはチームスポーツであり、サッカーのようにメッシ(アルゼンチン)やC・ロナウド(ポルトガル)らスーパースターが1人いても勝てるわけではない。グループで一体化する能力があるのはラグビーにおいて日本人選手の強みです」
――身体能力はともかく、ニュージーランドや豪州、南アフリカらの強豪国に比べて体格の劣る日本人選手は明らかに不利ではないですか?
「もちろん、日本人選手のポテンシャルは不利になるところもある。日本人選手は小さすぎる、イマジネーションに欠けることなどが指摘されてきましたが、それらを弱みと捉えるのではなく、強みに焦点を当てて、伸ばしていく指導をしてきました」
■3年前の選手たちはSMAPのようだった