その点、雄星には生身の人間としてリアリティーがある。見ていて感情移入できる。雄星には大谷にはないマンガのヒーローとしての魅力がある。石井一久に追いつけ追い越せでスゴイ投手になってくれたらうれしい。
▽もりたか・ゆうじ 1963年、長野県生まれ。漫画家・コージィ城倉の原作者としてのペンネーム。89年「男と女のおかしなストーリー」でデビュー。筆者原作の「グラゼニ」(「モーニング」連載中)は「お金」をテーマにした野球漫画。タイトルは、主人公・凡田夏之介の座右の銘である「グラウンドには銭が埋まっている」が由来。