某球団と選手会事務所の大差に驚いた
最近、プロ野球選手会の事務局を訪ねた。松原事務局長をはじめ、選手会の方々と話をした中で、印象的だったのがオールスターのことだった。
今年の球宴は18日(西武ドーム)、19日(甲子園)に2試合が行われる。
球宴の存在価値が問われて久しいけれど、ボクの理想はメジャーと同様の1試合制で、普段は試合が行われない地方都市でやるというもの。メジャーの開催地は30球団の持ち回りで希少性があり、それが価値を高めている。
日本は交流戦も球宴の価値を下げる要因になっている。今の24試合は多いし、2連戦の変則日程で試合がない日が出るのは問題。開幕直後で順位への関心が高い時期だけに、できればリーグ戦が見たい。交流戦は1カード3連戦で計18試合を1年ごとにホームとビジターで相互開催する。交流戦を減らせば、球宴の値打ちも上がるはず。
でも、今の日本球界ではボクのプランは実現しそうにない。交流戦を減らしたところで球宴の試合数は1試合にはならないだろう。選手会にとって球宴は、選手の退職金(退団金共済制度)などのセカンドキャリア支援のためには大きな収入源だと思うし、その売り上げはNPBにとっても、数少ない原資になっているからだ。