フランシスコは? 原巨人の「途中加入外国人」は“当たり”ゼロ
03年サンタナ=2勝1敗、5S、防御率4.94。
いずれも期待を裏切り、原巨人では誰一人活躍していないのだ。
■フランシスコには「野性味ある」と原監督
他球団では途中からでも活躍した例はもちろんある。最近では広島だ。13年6月に入団したキラは66試合で14本塁打、45打点。14年のヒースも後半戦だけで3勝を挙げた。途中加入の全員がダメなわけではないというわけ。巨人がいかに難しいチームか。あるいは、巨人がいかに助っ人を見る目がないか――。この6人の成績を見れば、まるで「助っ人」になっていないことが一目瞭然だ。
フランシスコは実戦デビューとなった前日の二軍戦で1安打。22日の夜に来日したばかりとあって、あくびが止まらない。本人は「時差ボケはある」とお疲れの様子だが、原監督は「いい意味で野性味がある」となぜか高評価。過去のトラウマから、小さなことでもプラスに考えたいのだろう。
ポジションはまずは一塁。5月2日からの阪神戦でのデビューが濃厚となっている。
原監督はまだ“中途”外国人の活躍を見たことがない。なにせ確率は「0%」。風貌と体格から「曙2世」のニックネームがつきそうなフランシスコに、過度な期待は禁物である。