白鵬に「限界見えた」と評論家 照ノ富士に追われ引退加速

公開日: 更新日:

「相撲にかつての滑らかさがない。突き落とされた14日目の稀勢の里戦といい、この日も背中から土俵に落ちていますからね。12日目には豪栄道に首投げで負けた。いくら相手が捨て身で放ったとはいえ、横綱が首投げなんかで負けるのは恥さらし。負けるにしても負け方というものがあるのが横綱ですから。今の白鵬は頂点を極めて、下り坂に向かっているような気がします」

 角界には「3年後の稽古」という言葉がある。「もともと白鵬は稽古をサボることが多かった。まだ30歳とはいえ、全盛期の怠け癖がたたって足腰の衰えが早くやってきたように感じる」(角界OB)という指摘もある。

 中澤氏は「そんな白鵬に代わる力士が誰かとなれば、照ノ富士しかいません」と続ける。

「彼には他の力士にはない力強さがある。相手に十分相撲を取らせても、それを押さえつけて料理できる。むしろ、荒々しい取り口こそ照ノ富士の魅力です。『相撲技術が未熟』という声もありますが、彼の場合はうまさは必要ない。むしろ、うまく取ろうとすると長所である荒々しさが消えかねませんからね」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇