“傲岸不遜”目立つ男子プロは「ジャンボ時代の負の遺産」の声
「圧倒的に強かったジャンボ尾崎の全盛時代から脈々と続いている、男子ゴルフ界の負の遺産です。ゴルフが上手なだけで社会的地位を与えられ、ゴルフがうまければ何でも許される、と勘違いしてエラソーな態度を取る。それが格好いいとでも思っているのでしょう。かつては『それは違うぞ』と叱り飛ばすウルサ型の先輩プロや大人が、周りにたくさんいたものです。そんなまともなプロはみんな引退し、レギュラーツアーにいなくなってしまった。ジャンボに憧れるのは構わないが、池田勇太の下品な服装やふてぶてしい態度など、悪いところだけをマネしている。谷原秀人、藤本佳則らも自分に不都合なことがあればすぐふてくされる。そういったジャンボに憧れてプロになった連中が、ツアーの主流を占めているから、見ていて気分が悪くなるのです」
確かに過去にはジャンボ尾崎のおかげで男子大会の人気が上昇し、試合数が大幅に増えたこともあった。みんなジャンボにオンブに抱っこで甘い汁を吸ってきたから、ジャンボの目に余るルール違反やマナーに反した行為に目をつぶってきた。誰も面と向かって「おかしい」と注意できず、悪しき習慣だけがそのまま残ってしまったのだ。
ツアープロ、ツアー関係者、メディアの全員が今の男子プロをつくり出したといってもおかしくない。
いずれにしろ、男子プロにもっと礼儀正しくしろというのは、八百屋で魚のようである。