迫る株主総会 阪神は不振マートン「二軍降格」で追及かわすか
「このままなら大荒れ総会は必至やろ」
阪神の周辺からは、こんな声が聞こえてくる。
今季は開幕からなかなか波に乗れず、チームは5割を行ったり来たり。何よりの火種は極度の不振に陥っているマートン(33)だ。
12日のオリックス戦では今季2度目となるスタメン落ち。代打出場すらなかった。打率.243で本塁打ゼロという成績もさることながら、前夜の試合では代走を送られると、ベンチで声を荒らげてヘルメットを投げつける醜態を見せた。「ダメ助っ人」への道を突き進むマートンに対しては、阪神OBやマスコミからも非難の声が出ている。
親会社の株主も“手ぐすね”をひいているに違いない。阪急阪神HDの株主総会が16日に迫っているからだ。
昨年は和田監督の采配、メジャー帰りの福留の成績不振に対して批判の声が上がった。過去にはケガや不調続きだった城島健司、小林宏之について「不良債権だ」と株主から怒られたこともある。
チームが首位争いをして好調ならまだしも、マートン問題は株主にとってはもってこいのネタ。早急に手を打たなければ、経営幹部の追及は避けられない。