森会長白旗、WRも失望声明…ラグビーW杯は「味スタ」へ
「森元首相は、ラグビーW杯のメーン競技場を調布市の味の素スタジアムに変更することを了解した。ここには調布飛行場が隣接。ラグビーW杯開幕戦などに海外の要人が訪れる際、成田空港から飛行機を乗り継ぐことも可能となり、セキュリティーの面で非常に効果的です」(前出関係者)
森元首相はインタビューで「もともと生ガキをドロッと垂らしたような(新国立の)デザインは嫌だった」とも話した。「もっと早く言えよ!」だ。
■ラグビー国際団体「とても失望」
新国立競技場の無責任きわまりない建設計画とその白紙撤回で、日本の信用もガタ落ちだ。新国立競技場を19年のラグビーW杯に使用できなくなったことを受け、国際統括団体のワールドラグビーは17日、「とても失望している」との声明を発表した。
声明では、新国立の提供が、日本へのW杯を招致する上で重要な柱だったと強調。日本側から「大丈夫だ」との説明を繰り返し受けてきたのに、正反対の結果になったと指摘した。日本側に至急、詳細な説明を求めるとしている。
一方、デザインを手がけたザハ・ハディド氏の建築事務所は同日、「建設費の高騰はデザインが原因ではない。日本の建設業者の標準的な資材や技術が使用され、予算に見合うものだ」との声明を発表した。