カブス12年ぶり優勝決定戦へ 躍進の陰に元長距離砲の献身
老舗球団がポストシーズンで勢いが止まらない。
ナ・リーグの地区シリーズは13日(日本時間14日)、カブスがカージナルスを6-4で下し、03年以来12年ぶりとなるリーグ優勝決定戦進出を果たした。
2勝1敗で迎えた第4戦。カブスは同点の六回、4番リゾ(26)のソロ本塁打で勝ち越し。107年ぶりのワールドシリーズ制覇を期待する地元ファンの前で、同地区のライバルを振り切った。
ポストシーズンに入って打線が好調。12日の第4戦では、ポストシーズン記録となる1試合6本塁打を放った。チーム本塁打12本は、地区シリーズ出場8チーム中、トップだ。
今季のカブスは、ともにルーキーのブライアント外野手(23=26本塁打)、シュワーバー捕手(22=16本塁打)の2人が成長。リゾ一塁手が2年連続30本塁打を放つなど、若手の活躍が目立った。
カブスの若手が結果を残したのは長距離砲の存在が大きいという。
通算555本塁打を放ったマニー・ラミレス(43=元レッドソックス他)が打撃コンサルタントに就任。正式なコーチの肩書ではないものの、若手を指導した。