「寡黙で誤解されやすい」 恩師語るG高橋監督への期待と不安
■「自分の言葉で発信を」
恩師は三菱重工三原、慶大、西濃運輸、JR西日本の総監督を歴任。日本代表の監督歴もあるアマチュア球界の名将がこう太鼓判を押す。
「私も監督は長いですが、プロの監督はいいものはいい、悪いものは悪いとシビアに見極めないといけない。由伸は5、6年前から物事の本質を見極めようと熟考するようになりましたね。用意周到に準備するところや慎重さが身についてきているなと感じていました。監督としての資質は、私より上だと思います」
巨人3選手の野球賭博問題が発覚したばかり。逆風が吹き荒れる中での就任になる。
「そうですね。巨人は注目度が高い上、事件によって世間に批判されています。由伸は昔から寡黙な男で周囲から誤解されることが多かった。選手の時はよくても、これからはそうはいかない。行動もさることながら、選手、マスコミに語ることが大事になってくる。自分の言葉でしっかり話す必要があるぞと。この前そんな話をしたら、静かにうなずいていました。彼ならできる。そう信じています」