原前監督も危惧 “優等生”高橋由G監督に隠された「優柔不断」
12年に日本一になった記念に原辰徳監督(57)が88本の腕時計を特注でつくったことがあった。
「1本77万円もするロレックスです。購入希望者が募られ、選手が『どうする? 高いけど、買わないと監督の心証を害するぞ』などとヒソヒソやっているときに、『由伸さんは2本注文したって』という話になった。『さすが』という声が出る一方で、『由伸さんらしいな』『いまさら監督にゴマをすらなくたっていいのに』と苦笑いする選手もいましたね。誰もが認める精神的支柱ではあるけれど、チームリーダーとしては、オレについてこいというガキ大将ではなく、みんなでうまくやりましょうという生徒会長に近いタイプかな」(チーム関係者)
巨人を逆指名した入団時も今回の監督就任も、巨人の思惑に翻弄され、本意でないながらもそれに逆らわず、用意されたレールに乗る――。そんなイメージが拭えない。今週発売の週刊ポストで重鎮OBの広岡達朗氏が、<巨人の監督というのは球界全体に影響力を持つから、務める人物は一番の器が求められる。(中略)はっきり言いますが、現状の彼に巨人の監督の資格はない。何億円ももらっておきながらあそこが痛い、ここが痛いとロクに練習もしないサボリ魔ですからね>と、厳しい言葉を投げかけているのも、肉体的だけではない高橋由の線の細さ、頼りなさを心配しているからだろう。