“金本2世”と評判のオリ1位吉田 父が語る「重量バット伝説」

公開日: 更新日:

 正宏さんは、中学生時代にクラブ活動で陸上と卓球をちょっとやっていた程度。仁子さんにスポーツ経験はない。

「よく皆さんに不思議がられますね。『何でスポーツに縁のない両親から、野球ができる子どもが生まれたの』って。でも私たちが一番驚いています(笑い)」

 他のスポーツには一切魅力は感じず、野球以外、得意な競技はなかった。

「『野球をやめたい』とか、弱音を吐いたことは一度もありません。少年野球、中学校の硬式野球部へ入る時、高校、大学進学と親が『こうしなさい』と言ったこともありません。すべて本人の意思で決めています」(正宏さん)

 正宏さんにとって忘れられない言葉がある。青山学院大への入学が決定し、指導者、父兄、部員が集まって入寮式が行われた。新入生一人一人が抱負を述べる。正尚に順番が回ってきた。

「ボクは東都リーグを代表する選手になります。日本代表になりたいんです」

 正宏さんにとっては意外な一言だった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 2

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  3. 3

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  4. 4

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  5. 5

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  1. 6

    巨人・小林誠司に“再婚相手”見つかった? 阿部監督が思い描く「田中将大復活」への青写真

  2. 7

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差

  3. 8

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  4. 9

    フジテレビを救うのは経歴ピカピカの社外取締役ではなく“営業の猛者”と呼ばれる女性プロパーか?

  5. 10

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された