薬剤師の父が独白 鷹ドラ1高橋を支えた「クロレラ」 秘話
「親が薬剤師のプロ野球選手は珍しい? よく言われるんですよ」
こう話すのはソフトバンクにドラフト1位で指名された高橋純平(18)の父・康二さん(57)だ。岐阜市内で薬局を経営する康二さんは薬剤師と理学療法士の国家資格を持ち、母の奈穂子さん(49)も理学療法士。高橋の2人の姉は看護師というのだから、むしろプロ野球選手になった長男坊が異色の存在といえよう。
しかし、実家が薬局だからこその利点が高橋にはあった。
「小さい頃からウチの主力商品である、筑後産のクロレラを飲ませていたんです。おかげで子供3人は特に病気もなく育つことができました」
クロレラとは淡水性の緑藻のこと。一体、どんな効果があるのか。
「おおまかに言えば、(1)ビタミンやミネラルが豊富なので栄養バランスを整える(2)細胞の復活作用に伴う免疫力の向上(3)食品添加物や魚に含まれる重金属、水銀などを体外に排出する効果、があります。病気の時はもちろん、予防的に飲むのもいい。純平には生後1カ月くらいから液体状のものを白湯で薄めて哺乳瓶で飲ませていました。味? まあ、藻ですね。ダメな人はダメなようですが、藻の香ばしい味が意外とイケますよ。私なんて錠剤をおつまみ感覚で口に入れていると、100粒くらい食べちゃいますから(笑い)」