現役時代から引退後を視野 金本監督の意外な「金銭感覚」

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「カネにはキレイ。電鉄本社のエラいさんたちも、しっかりしてると感心したことがあった」

 こう言うのは古株の在阪放送関係者。阪神金本知憲監督(47)に関してだ。

 02年オフ、広島からFAで阪神に移籍。当時の星野監督が直接交渉に乗り出した経緯もあるだけに、ケタ違いの札束が乱れ飛んだというウワサもあった。しかし――。

「待遇面に関する要求はひとつだけ。それも契約金のもらい方だったと聞いています」と前出の関係者がこう続ける。

「1億2000万円といわれたFAの契約金を自分の現役引退後、5年だか6年だかに分割してもらいたいと注文したそうです。4年総額10億円の年俸もほぼ阪神サイドの言い値。年平均2億5000万円で、広島時代の2億4000万円とほぼ変わらなかった。ときの星野監督が『いくらなんでも安いんやないか、もっと出してもええやろう』と言ったそうですから」

 年俸や契約金の一部を引退後に分割で手にする契約は、メジャーでは珍しくない。第二の人生への備えでもある。12年には大金を騙し取られる詐欺に遭ったものの、「カネにキレイで、しっかりした男」という電鉄本社の「金本評」も今回の監督就任と無関係ではあるまい。

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