巨人熱視線の創価大・田中 由伸采配が1位指名のカギ握る
■近年は目玉選手ほを次々指名回避
近年、巨人は複数の指名が重複するような人気者を指名していない。というより、避けてきた。最近6年間で3球団以上が競合した選手を見てみると……。
14年=有原(4球団=日本ハム)
13年=松井(5球団=楽天)
同年=大瀬良(3球団=広島)
12年=藤浪(4球団=阪神)
同年=東浜(3球団=ソフトバンク)
11年=藤岡(3球団=ロッテ)
同年=高橋(3球団=中日)
10年=大石(6球団=西武)
同年=斎藤(4球団=日本ハム)
その後、活躍しているかは別として、巨人はこれらの目玉選手をことごとく回避している。長野、沢村、菅野といった実力者を一本釣りしたことはあっても、これが最近の巨人の戦略。かつては「何球団競合しようが、その年の一番の選手を堂々と指名する」のが巨人だった。それが最近は全く逆。田中を指名するか回避するかは、今季の成績、つまり由伸監督の「手腕」に左右されることになる。