噂の“裏金顧問”とどう対峙? 相撲協会八角理事長に聞いた

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――満員御礼が続いているのに赤字になるのはどこに問題があるとお考えですか。

節約していくところは節約していくということですね。力士や、これから入ってくる力士のためには、言葉は悪いけれども、ケチってはいけないと思うんです。ですからいろいろな無駄遣いをなくしていくということ。国技館が30年経って、直していますけれども、まだ使えるところは使うし、電気配線とかそういうところは直していかなければなりませんから。ですから何でもかんでもストップするということではない。そうしてしまうと文化的にもよくない。例えば相撲協会が後援している子供たちのわんぱく相撲とか、そういうのは経費を抑えて続けてもらうとか。要はバランスです。使うべきところは使うけれども、無駄は極力省く? そういうことです」

■顧問は「事情があって出勤していない」

 4年前、顧問がいったん懐に入れたのは裏金だ。流出した動画には顧問が北の湖には内緒だゾとクギを刺すシーンまでハッキリと映っている。本来なら協会に入るべきものまで抜いているとすれば、「財産を守りたい」という理事長の意思に反するし、他にも疑惑があるからこそ理事長も異例の訓示をしたのではないか。

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