貴乃花一派が“反旗” 裏金顧問の陰謀と利用されるメディア
■メディアとの太いパイプを持つ貴乃花
ふたつめの八角理事長が自分と同門だった人物を評議員に押し込もうとしているとの疑惑に至っては、
「そもそもなぜ、こんな話が出るのか。八角理事長は正式に具体的な人物を推薦したわけではありません。もし、強引にねじ込むつもりなら、この日の年寄会で諮られたはずですが、議題にもなりませんでしたから」
とは別の親方。八角理事長もこう言った。
「評議員は5~7人ですからね。(山響親方が1人減っても6人いるので)慌てなくていいということ。後日、年寄会から推薦します」
年寄会の「議題にも上らなかった」と言うこの親方は、「記事は貴乃花一派のリークでしょう」とこう続ける。
「次期理事長の座を狙う貴乃花理事と、彼を支持する山響親方、貴乃花理事に寄生して甘い汁を吸い続けたい裏金顧問、裏金顧問とタッグを組む神山監事、宗像紀夫(74=元名古屋高検検事長)、徳川康久(67=靖国神社宮司)の両理事らは、いまの八角体制を快く思っていない。けれども理事候補選に出馬する理事のほとんどは八角理事長を支持していて、旗色が悪い。理事候補選を前に現体制にダメージを与えようという彼らの情報操作ですよ。中でも彼らを牛耳る裏金顧問はやたらと悪知恵が回るし、メディアとも太いパイプがありますから」