宮里美香13位タイも風に負けず 「体幹強化」の効果随所に
【ピュアシルク バハマ・クラシック】
初日首位タイの宮里美香(26)はスコアを1つ落とし4アンダーの13位タイ。順位を落としたとはいえ、風の計算が難しいコースだけに優勝争いの行方はまだ読めない。野村敏京(23)は8アンダーでトップの座を守っている。
今季の美香はリオ五輪でのメダル獲得を目標に掲げている。全米女子オープンが終わった翌日の7月11日時点における世界ランク日本人上位2人に入れば、とりあえず五輪キップは手にできる。今のところ大山志保(38=36位)に次ぐ、日本人ランク2位(38位)。メジャー優勝と五輪メダルを見据えて昨年からフィジカル、メンタルの両トレーナーをつけて心身の改造に取り組み、嫌いなランニングでも汗を流した。その効果は昨季も表れ、前年のシード落ちから賞金ランク28位まで復活。こだわりのあるフェアウエーキープ率(82・28%)も2位だった。
バハマのパラダイス島で行われている今大会は、湿った強風が選手たちを悩ませる。沖縄育ちで風には慣れてはいるものの、さらに肉体改造で体幹が強くなり、風に負けない重い球が打てるようになったのは大きな強みだ。12年のセーフウェイ・クラシック以来となる米女子ツアー2勝目を目指す。
他の日本勢は、宮里藍がイーブンの46位タイ、横峯さくら2オーバー69位タイ。上原彩子は6オーバーで予選落ち。