高木京だけに謝罪の場…笠原ら3人と別扱いした巨人の思惑
■再起の道を残し意味合いの他にも
「昨年解雇された3人は、チーム内では問題児だったが、高木京は違う。野球に関してはマジメで、気配りも人付き合いもちゃんとできる男という球団の評価。マスコミ受けも上々だった。何より通算139戦負けなしというプロ野球新記録を持つ一軍の貴重な『戦力』です。謝罪会見を行って、将来的に再起の道を残してあげたいという意味合いもあったのではないか」(球界関係者)
高木京は虚偽の説明を続けていたことについて、Bが「『君は大丈夫だから』とボクを安心させる言葉を言ってきたので、その人をいい人だと思い込んでしまった」と説明。「最初はいい人だと思っていた」というBについて「今はすごく怖い人」と繰り返した。8日夜に球団が緊急会見を開き、高木京の野球賭博関与を公表した後、笠原とBから、高木京とその家族の携帯電話に何度も着信があったといい、高木京は「怖くて電話に出られなかった」と話した。Bとその知人は高木京の関与をもみ消す代わりに、巨人のスキャンダル情報を提供するよう要求してきたというから、まともでないのは確かだ。