闇賭博選手に厳罰もチームは…問われる企業の“監督責任”
バドミントンの田児は海外遠征に行くとバカラに興じ、日本代表監督は度が過ぎている行為を注意したこともあったという。8日の会見では、国内においてはNTT東日本のバドミントン部員のほとんどが違法賭博をやっていたことも分かった。
「所属企業の部長、監督、コーチたちがそのような状況をまったく知らなかったとすればおかしな話です。『選手は試合で好成績を出してくれたら、プライベートはどうでもいい』という考えならば、企業スポーツを指導する資格はありません。企業スポーツは社会的な共有資産です。今回のバドミントン選手の不祥事で、これまでの企業スポーツのあり方が改めて厳しく問われるのではないかと思います。今後、アマチュア・プロも含めて、スポーツ活動の社会的な責任や役割を真剣に考えていく必要があるでしょう」(前出の松野氏)
選手は会社の広告塔、という時代は終わった。