ハーフでライバルに惨敗 福士はリオ五輪に大きな不安残す
調整に不安を感じる結果だった。
リオ五輪女子マラソン代表の福士加代子(34)は、15日に行われたハーフマラソンの大会に出場。1時間12分4秒で日本人トップの6位も、昨年の世界陸上銅メダルでこの大会を連覇したユニスジェプキルイ・キルワ(31=バーレーン)の時計は1時間8分55秒。3分以上の大差をつけられた。「話にならない。すごい焦っています」と福士は漏らしたが、リオのライバルはメダル候補のキルワだけではない。
マラソン王国のケニアは去る10日、リオ五輪のマラソン代表男女6人を発表。女子は4月のロンドン・マラソン優勝のジェミマ・スムゴング(31)、昨年の世界陸上銀メダルで、今年の東京マラソンを2時間21分27秒で勝ったヘラー・キプログ(31)、今年のパリ・マラソンを制したビシリン・ジェプケショ(28)が選出された。
ケニアはトップ選手の薬物違反や汚職問題でリオ五輪参加が危ぶまれていた。それが先月、世界反ドーピング機関(WADA)から求められていた反ドーピング法案が議会を通過したことで五輪への道は開けそうだ。