楽天10年ぶり9連敗 もう気になる梨田監督への“クビ宣告”
泥沼である。
楽天が26日の試合にも敗れて9連敗。西武の高卒2年目右腕・高橋光に3安打完封を食らい、守っても2失策とボロボロだった。9連敗は球団創設2年目の06年以来、実に10年ぶりである。
2年連続の最下位に沈んだ昨年は57勝83敗3分け。優勝したソフトバンクに33.5ゲームの大差をつけられ、デーブ大久保監督は就任1年でクビを切られた。
そこで経験豊富な梨田監督(62)を招聘し、チーム再建を託したわけだが、ここまで15勝28敗2分けの勝率.349。昨年を上回るペースで黒星を重ねているどころか、球団創設2年目の勝率.356にも及ばない可能性が指摘されるほどの惨状である。
「悪い方、悪い方へ来ている。打順や選手の入れ替えも考えないといけない」とは、試合後の梨田監督。現状のチームには、上向く気配がないということだろう。
梨田監督は3年契約だが、オーナーがトップダウンでなんでも決めるこの球団は、何が起こるか分からない。