投手と野手で違いが プロ野球助っ人“獲得成功の法則”とは

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 プロ野球の助っ人が成功するかどうかは、生まれた国や育った環境も影響しているのかもしれない。

 投手は「白人系」に成功例が多い。先発では今季6勝を挙げ、昨季は最優秀防御率(1.85)のタイトルを獲得したジョンソン(広島)、日本新記録となるデビューから14連勝を飾ったバンデンハーク(ソフトバンク)、リリーフでは通算152セーブのサファテ(同)が筆頭格で、マシソン(巨人)、メッセンジャー(阪神)も息が長い。

 一方の「中南米系」はマテオ(阪神=1勝2敗11セーブ、防3.80)が二軍落ちし、ドリス(阪神)、ペレス(ヤクルト)も不調。8日のヤクルト戦で、三回途中4失点で3敗目を喫したリズ(楽天)もしかりだ。セ球団の渉外担当が言う。

「メジャーでも、先発投手の大半は白人。特に投手は幼少期からアカデミーに入って、足腰を鍛えるところから始めるなど、システマチックに育てていかないと才能だけでは長続きしない。中南米系の投手はスピードはあっても、制球力に苦しんだり、肩ひじを壊したりというケースがある。例えば、キューバでは野手に比べて投手が育たないといわれる」

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