“捕手難”巨人が再アタック 楽天・嶋のFA獲得は争奪戦必至
ドラフトや外国人補強でいきなりどうにかできないのが捕手というポジション。高橋監督が内心、小林を見限っていようが、育てたいと思っていようが、「レギュラー」もしくは「競争相手」は、FAで獲得するしかない。嶋は喉から手が出るほど欲しい捕手なのである。
■2年前にフラれた過去
日本テレビ関係者がこう明かす。
「そもそも今の正捕手の相川は、14年オフに嶋の獲得に失敗した後に小林のサポート役としてヤクルトから獲得した選手。この年、巨人はFA権を取った嶋の獲得調査に乗り出して、関係者の間で一時は巨人入りが確実とみられていたのに頓挫した。なぜか球団外の人間や他球団OBが嶋を巨人に入れようとウロチョロしたことで、嶋サイドの心証を害したなど諸説あるが、巨人の幹部は当時とは代わっていて、体制が変わったと説明しやすい。嶋は嶋で大久保前監督時代にチーム内で囁かれた三木谷オーナーとの関係が必ずしも改善されていないようですから」
岐阜県出身。宣言すれば、日替わり捕手に悩む地元・中日なども黙っていないだろう。争奪戦は必至な情勢だ。
貧打解消のためにオリックスの糸井らをマークしつつ、日本一の捕手も改めてリストアップする。投打両面の弱体化が著しい巨人。今年のオフは嵐が吹く。