ロシアのリオ五輪除外に米国反ドーピング機関の“横やり”
リオ五輪への参加の可否が注目されるロシア選手団。国際オリンピック委員会(IOC)は24日に臨時理事会を開いて最終的に判断することになった。
IOCはロシア政府主導でのドーピング違反、検体の隠蔽を問題視しているが、リオ五輪からの締め出しを図る裏に米国反ドーピング機関(USADA)の関与も指摘されている。
USADAはIOCに対してロシアの出場を認めるべきではないとの書簡を送ったというのだ。タス通信が20日、ロシアオリンピック委員会のアレクサンダー・ジューコフ会長の話として伝えている。
記事によるとソチ五輪でのロシア選手団の不正を暴いた世界反ドーピング機関(WADA)特別調査チームによる報告書の公表が18日。それに先がけて16日にはIOC宛てのUSADAの草案文書が一部メディアで報じられた。
ジューコフ会長は報告書の内容が明らかになる前にUSADAがロシアの出場停止を訴えたことを疑問視し「(五輪からの締め出しを画策する)IOCによる我々への圧力ではないかと感じた」と話している。