現地紙が世論調査 ブラジル人の半数がリオ五輪に「反対」
8月に開催されるリオ五輪について、消極的な数字が出てきた。
ブラジルのフォリャ・ジ・サンパウロ紙がリオ五輪に関する世論調査の結果を発表(2800人を対象)。それによると、ブラジル人の50%が開催に反対し、13年の調査の2倍に達したという。64%だった賛成は40%まで低下した。
また63%が五輪が利益よりも損害を与えると考え、57%が「誇り」より、「恥」になると回答した。五輪に「非常に関心がある」と答えたのはわずか16%。13年の調査が35%だったから半分以下に激減だ。「まったく関心がない」は28%から51%に増加した。
五輪招致が決まった09年時点のブラジル経済は好調だったが、その後は低迷。五輪出場予定のオーストラリアとスペインの選手が強盗に襲われた事件が報じられている。