大谷先発復帰も大きい穴 ハム守護神マーティン故障の波紋
首位ソフトバンクを追う日本ハムに暗雲だ。
6日、抑えを務めるマーティン(30)が登録を抹消された。左足首ねんざで全治4週間。4日のオリックス戦に登板後、ベンチへ戻る際に段差で足をひねったという。
マーティンはここまで52試合に登板して2勝0敗、21セーブ。防御率1・07と安定感バツグンだった。「いまのメンバーでベストの戦いをするだけ」とは栗山監督。先発の吉川やメンドーサを代役に起用することを示唆したが、果たして制球に難のある吉川や球威不足のメンドーサに抑えが務まるのかどうか。
ここまで野手に専念していた大谷翔平(22)が、2カ月ぶりに先発復帰する。登板予定だった6日のロッテ戦が中止になり、きょう7日、スライド登板する。
大谷が先発に復帰することで、投手陣は余裕ができるはずだった。加藤やバースなど、もともとリリーフだった先発を後ろに回せるからだ。
しかし、それもこれもマーティンという、絶対的な守護神がいたからこそ。その前提が崩れたのだから、新たな抑えをつくってなおかつ、当面は球数制限のある大谷の後を任せる2人目の先発が必要になる。