西武時代の“水と油”再現 工藤&伊東両監督ピリピリムード
握手をする手に渾身の力を込めてなかったか。
8日に開幕するCSファーストステージ。昨7日はソフトバンクの工藤監督(53)とロッテの伊東監督(54)が、会見に出席。それぞれ、「みんなで熱く、一つになる」(工藤監督)、「失うものは何もない」(伊東監督)と意気込みを述べた。
写真撮影では握手をした2人だが、会見中は言葉を一切かわさず。ピリピリしたムードが漂っていた。
さすが勝負師――とみる向きもあるが、「あの2人は水と油だから」とは西武OBだ。
「工藤は現役時代、森監督の管理野球に反発。『ヒジが痛いんで降板します』と言っては首脳陣を困らせていた。そこへいくと伊東は森監督に従順だった。性格も奔放で新人類と呼ばれた工藤と、ムッツリの伊東では正反対。もっとも、打たれた時はそれぞれ『配球がおかしい』『コントロールミス』と、自分の責任を棚に上げるところは共通していたけど」
共に負けられない一戦というわけだ。