松山英樹がWGC快挙でも…ゴルフブームはもう起きないのか

公開日: 更新日:

 この日、何度かあったピンチをしのいだのは好調なパットだった。

 4番パー3では、ティーショットの最中に観客がたてた音にスイングが乱れてグリーン右奥に外すトラブル。くぼ地から打ち上げになるアプローチはピンを6メートルもショートしたが、これをねじ込んだ。8番パー5ではパーオンを逃すも4打目を2・5メートルにつけてパーセーブ。最終18番パー5はフェアウエーから2オンを狙ったが池ポチャ。4打目を4メートルにつけ、このピンチもパーでしのいで大会2日目10番から45ホール連続でボギーを打たなかった。

 これまでの2勝はプレーオフに持ち込んでの逆転勝利だったが、今回は初の逃げ切り。勝ちパターンのバリエーションも増えた。

■世界ランクも自己最高の6位へ

 松山は優勝賞金162万ドル(約1億7000万円)と来季からの3年シードも手に入れた。それよりも米ツアー2016-17年シーズンが始まってまだ3戦目で、前週2位に続いて、今回の優勝でポイントランキングトップに立ったのが大きい。世界ランクも自己最高の6位に上がる見込みで、周りの松山を見る目も変わる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…