1回で200グラム落ちる…三宅宏美が明かした驚愕の減量法
体重によって階級が決まる競技では減量を苦にする選手が少なくない。レスリングにボクシング、柔道などの格闘技はもちろん、体重ごとに記録設定される重量挙げも同様だ。
各選手とも大会直前になると食事の量を減らす上に、サウナスーツを着込んでランニングするなど汗をかいて体重を絞るのが一般的だ。計量直前までトイレにこもって尿を絞り出し、グラム単位で減量を強いられるケースも多々ある。
そんな中、驚愕の方法を実践しているのがリオ五輪重量挙げ女子48キロ級銅メダルの三宅宏実(30)だ。
8日は全国の歯科医師が選ぶ「ベストスマイル・オブ・ザ・イヤー」の授賞式に出席、減量に関するこんなエピソードを明かした。12年ロンドン五輪ではそれまでの53キロ級から1階級下げた48キロ級で銀メダルを獲得したが、毎回、大会前に体重を約1キロ落とすという。
「ガムを噛むと結構、唾液が出るので、ペットボトルに吐き出します。200グラムは落ちるのでよく噛んでいます」(三宅)
ここ数年は腰痛に悩まされ、練習もままならなかった。一時はリオを最後に引退も考えたが、「完全燃焼し切れてない」と20年東京五輪までの現役続行を決断した。今後もガムを使ったグラム単位の減量は避けられそうにない。