ライバル筒香は2打点 4タコ中田翔に侍J4番“本命”の重圧
侍、赤っ恥である。
10日に行われた侍ジャパンの強化試合。対戦相手のメキシコは、投手陣が8個の四球を与え、暴投あり失策ありとボロボロだったにもかかわらず、日本はわずか5安打3得点。13個ものポップフライを打ち上げているようでは勝てるはずがなかった。
小久保監督も頭が痛かろうが、そんな中で来春WBCの4番について理想形があるという。
今は「(4番は)中田か筒香。どちらもふさわしい」と言い、昨年の「プレミア12」では当初、中村(西武)を起用するも、大会期間中に筒香を抜擢した。この日は「4番中田、5番筒香」で臨み、中田が4タコと精彩を欠いた一方で、筒香が適時二塁打を放って存在感をアピールしたが、「小久保監督は頑固な人。むしろ、中田の可能性を考えている」と言うのは、某ソフトバンク関係者だ。
「監督就任当初に中田を4番に指名。『球界の将来を背負って立て』と、ハッパをかけてきた。小久保監督はダイエーでの現役時代、当時の王監督から4番を任され、01年は打率.290で123打点。これは、続く5番の松中が打率.334、122打点とバカ当たりしたのが大きかった。4番の重要性を感じつつも、4番の後を誰が打つかがいかに大事かということも身をもって知っている。本番まで筒香と競わせる形にしながら、最終的には中田に4番を託したい気持ちは今も薄れていませんよ」