バドミントン 日本のリーグに海外から移籍希望者が殺到中
日本国内の最高峰リーグであるバドミントンのS/Jリーグが海外の選手から注目を集めている。
今年11月に前身の日本リーグを発展させ、新たにスタートしたS/Jリーグ。このリーグではリオ五輪女子ダブルス金メダルの高橋礼華(26)、松友美佐紀(24)組(日本ユニシス)ら男女とも日本を代表する選手がしのぎを削っている。
先のリオ五輪では高橋、松友のほか、女子シングルスでは奥原希望(21)が銅、男子ダブルスは早川賢一(30)、遠藤大由(30)組が8強入り。14日に開幕した年間上位8組と五輪金メダリストが出場するスーパーシリーズ(SS)・ファイナル(ドバイ)には、計5種目のうち、日本からは男子シングルスを除く4種目に出場している。
バドミントンの強豪国の中には練習環境や待遇に恵まれないケースも多い。専用施設などが整っている上に、それなりの待遇が得られ、レベルの高いS/Jリーグに加盟する実業団との契約を希望する選手が後を絶たないという。
外国人選手によるS/Jリーグへの参加は規定で認められている。実業団と雇用契約を交わし、リーグ開幕(11月)の3カ月前までに出場選手登録を済ませれば、当該シーズンの開幕からプレーできる。企業によって雇用形態は異なるものの、プロ契約を交わすなど、補強選手として起用も可能だ。