マスターズ出場狙う谷原秀人 慣れない“海外行脚”に大苦戦
評論家の宮崎紘一氏が、「50位以内入りの目安はあと10ポイントですが、海外では日本ツアーのようにポイントを稼ぐのは難しい」と指摘する。
「谷原は日本ツアーで昨年3勝して、それだけで48ポイント(16×3)を獲得しました。16ポイント稼ぐには今週の米ツアーではトップ5前後に入らなければ無理。48ポイントならメジャーで単独3位になっても届かない。つまり日本ツアーの優勝ポイント配分はまだまだ選手レベルから見たら高いのです。だから海外で苦労することになる。普段、筑波山に登っているハイカーが、突然エベレストを目指すようなものでしょう」
谷原が最もポイントを稼いだのは06年全英オープン(5位)の22ポイントで、それ以外の個人ベストパフォーマンストップ20は日本ツアーでの成績だ。つまり海外での実績がなく、世界でWRを上げようとしても無理があるのだ。