マスターズ出場狙う谷原秀人 粘りのゴルフで第3R確定
【ISPSハンダ・ワールドスーパー6パース 2日目】
欧州、アジア、豪州ツアー共催の新規大会「ISPSハンダ・ワールドスーパー6パース」第2日、早朝1番スタートだった谷原秀人(38)がスコアを1つ伸ばし6アンダー。第3ラウンド進出を「確定」させた。
「昨日より風が強くて、しかも真逆、練習ラウンドでもやっていない風。まあ難しかったです。それに寒いし。前半のボギー2つからよくリカバリーできて、粘れてよかったです。明日もアンダーパーを出していかないと24人の中に残れないと思うし」
ラウンド後にこう語った谷原は、首位のB・ラムフォードには7打も離されているが、この大会はまだまだ優勝のチャンスが残されている。
というのも試合方式が変則で、2日目を終えて上位65位タイまでの選手が3日目へ進み、54ホール終了時点の上位24人だけが、最終日に6ホールのマッチプレーで優勝を争うからだ。
現在世界ランク58位の谷原は、3月27日時点で同50位以内に入っていれば、松山英樹(24)、池田勇太(31)とともに、マスターズに出場できる。ポイントを稼ぐため、新年早々にハワイへ飛び、米ツアーのソニーオープン(27位)が終わると、シンガポール(9位)、ミャンマー(22位)、豪州と転戦しているのだ。
ちなみに今大会に優勝すれば、世界ランクは40位前後となり、マスターズに大きく近づくことになる。強風が吹こうが、粘り強くプレーするのは当然だろう。