開幕戦勝てず…ダルを駆り立てる“門下生”へのライバル心
「MLBの移籍情報サイト『トレード・ルーモア』は、ダルを今オフのFA選手の2位にランクし、6年総額180億円規模の大型契約も可能と予想しています。けれども、地元紙『ダラス・モーニング・ニューズ』によれば、球団はダルの6年契約には消極的。ダニエルズGMが過去に大型契約した元本塁打王のフィルダーらが金額に見合った働きをしなかったためです。GMは今年の8月で31歳になるダルの長期契約には二の足を踏んでいて、4年総額111億円程度に抑えたいと考えている。6年契約を希望するダル側とは条件面で開きがある。ダルが望み通りの契約を手にするには防御率3点台で、なおかつサイ・ヤング賞候補に挙がる成績を残す必要があります」
■嫉妬にも似た感情
メジャーリーガーの価値を決める上で、明確な尺度となるのはカネだ。ダルが少しでもいい契約を勝ち取りたいと考えるのは選手として当然だが、そんな意欲を結果としてあおり立てているのが2人の選手ではないか。ヤンキースの田中将大(28)と、日本ハムの大谷翔平(22)のことだ。
田中も大谷も、いわばダルの「門下生」。オフには毎年、同じジムで汗を流す間柄とはいえ、ダルの2人に対するライバル心はハンパじゃない。