C・ロナウドのバロンドール阻止も CL決勝に潜む伏兵の正体
欧州クラブ王者を決める「欧州チャンピオンズリーグ(CL)」決勝の組み合わせが決まった。
フランスのモナコを下したイタリアのユベントスに続き、同じマドリード市(スペイン)が本拠の宿敵アトレティコ相手に勝ち上がったレアルが6月3日、ウェールズのカーディフで行われる決勝に進んだのである。
マドリード・ダービーの第2レグ(日本時間11日午前4時45分キックオフ)は、第1レグを0-3で落としたアトレティコが序盤から猛攻を仕掛け、前半16分までに2-0とリード。大逆転に望みをつないだ。しかし、42分にレアルMFイスコのゴールが決まり、この時点でアトレティコは「あと3ゴール加えないと敗退」の窮地に立たされてしまった。結局、試合は2―1でアトレティコが勝利したが、2試合の合計スコア4―2でレアルが勝ち名乗りである。
■大本命のC・ロナウドは5度目の受賞に
レアルの決勝進出によって、サッカー界で最も権威のある個人賞「バロンドール」は、昨年4回目の受賞を果たしたクリスティアーノ・ロナウドが連続受賞するともっぱら。というのも、有力候補のバルセロナのFWメッシとFWネイマールは、チームがCL準々決勝で敗退したので旗色が悪い。ロナウドはこの日ノーゴールに終わったが、バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)との準々決勝第2レグ、続くアトレティコとの第1レグで2戦連続ハットトリックの偉業を達成している。