7試合連続2ケタK日本新 楽天則本“直球回転数”でダル超え
実際、この日の則本は直球の回転数を計測する「スピンレート」で、2500以上を複数回マーク。1分間の球の回転数を表すこの「スピンレート」は、直球の伸びや質を分析するときの一つの指標になっており、メジャーの昨季の平均は2264。米球界でも上位にランクされる、レンジャーズのダルビッシュ有(30)で今季平均は2311となっている。
「球の回転数だけで投手としての優劣を判断することはもちろんできないが、少なくともノリモトのストレートはダルビッシュと遜色のない、米球界でもトップクラスの伸びと質を持っているということはいえる。当然、直球の質が良ければ、変化球はより生きる。メジャーでも『ドクターK』として力を発揮できる可能性がある。あのノモの奪三振記録を抜き、ダルビッシュにも負けず劣らずの直球を持っているという事実は、ノリモトに対するメジャーの評価をさらに押し上げることになるね」(ア・リーグ球団スカウト)
則本は楽天と今季から3年契約を結び、19年オフにメジャー挑戦を含めた話し合いを球団と持つことになっているが、この日の快挙達成で複数のメジャー球団が腰を浮かすことになりそうだ。