メディアの印象操作…早実・清宮の練習試合「100号」報道
「日本人の特質なのか、メディアは同じことを一斉に報じ、熱が冷めるか、新たな“獲物”が見つかると、一斉に引いていく。あれだけ注目された森友学園の問題も、今ではすっかり忘れられてしまった感がある。マスコミが追及をやめたら、元理事長だけが悪者で疑惑は疑惑のままで終わってしまう。メディアが清宮選手の100号ホームランで騒ぐのも基本的な図式は同じようなもの。プロ野球は二刀流の大谷選手が故障中だし、サッカーではこれといったスター選手がいないですから。ここぞとばかり飛びついて騒ぎ立てているのです。ワイドショーでは見慣れた顔のコメンテーターたちが、清宮や新大関の高安について『プロに行って欲しい』『兄弟子の稀勢の里と優勝争いをして欲しい』と言う。世に言う電波芸者たちが連日、得意顔で愚にもつかないことを言っている。確かに、加計学園疑惑などで言い訳している安倍首相の顏を見ているより、スポーツネタの方が視聴者には受けがいいでしょう。しかし、報道のバランスからいっても、今は多くの時間を割いて国民に報じるべきこと、厳しく追及しなければならないことが山積している」
■ヨイショと及び腰