若手伸び悩む金本阪神 “和田チルドレン”存在感のジレンマ
貯金10で首位広島に2ゲーム差の2位につける阪神。しかし9日からのソフトバンク戦では糸井が左太もも裏を故障、高山、福留、原口の中軸が32打数1安打と打てずに1勝2敗と負け越した。
「糸井の故障は痛いが、3番高山、5番原口がもっと打っていればもう少し違った結果になっていた。北條も含め、昨年から積極起用され続けている若手の伸び悩みは首脳陣にとっても心配の種です」(マスコミ関係者)
若手が伸び悩む一方で、昨季は目立たなかった中堅どころの選手たちが存在感を見せている。
代表格は30歳の上本。昨季は45試合にとどまるも、今季は二塁に定着。早くも昨季を上回る52試合に出場し、打率.282。今季から両打ちに転向した29歳の大和も、当初は上本の守備固めが主だったが、北條の不振が続いたため遊撃で先発出場する機会が増え、その全7試合で安打を放っている。29歳の俊介は、昨季は入団以来最少の41試合出場と精彩を欠いたが、今季は5月30日のロッテ戦で一軍に再昇格し、3二塁打を放ち、4打点をマーク。故障した糸井がベンチスタートとなったことで10日、11日のソフトバンク戦は2番左翼でスタメン出場した。