交流戦10位の惨敗…巨人3位狙いへ暗雲垂れ込める“故障禍”
「現在4位の巨人は、07年から始まったCSに出られなかったことが一度もない。球団83年の歴史上、一度しかない最下位だけは回避しつつ、これからはAクラス入りの3位が現実的な目標になってしまった。ただ、13連敗などがあり、交流戦でかなり無理をしてきた主力が多い。膝が悲鳴をあげた阿部がそうだし、首脳陣が一番心配しているのが坂本。足に不安を抱えながら3月のWBCから出ずっぱり。打率.332でチームを牽引している。ただ、大差の試合終盤は、ベテランのようにベンチに下がることが多い。今月から合流している陽も下半身の張りの再発の可能性があって途中交代をしたことがある。沢村や山口鉄ら故障者はいても、菅野、坂本、阿部といった主力が揃っているのが救いだった。陽を含め、坂本、阿部あたりが離脱したら、13連敗以上の惨状になりかねない」(チーム関係者)
大型連敗を止めた反動が、主力の故障となって表面化する可能性があるというのは穏やかではない。